不貞による損害賠償事案
夫の不貞に疑惑を抱いた妻が依頼者でした。相手の女性に対し慰謝料請求訴訟を提訴。当初、相手方女性は、不貞関係を否認。当方においても、決定的な証拠はなかったものの、相手方に具体的な日時・場所における接触をあえて否認させたうえで、その否認とは明確に矛盾する証拠を突きつけ、相手方の信用性を失わせることにより慰謝料を支払わせることに成功しました。
いわゆる弾圧事件の起訴前刑事弁護、不起訴事案
罪にもならないこと、身に覚えのないことで逮捕されてしまうこともあります。説明すればわかってもらえる、後で訂正すれば大丈夫などということはありません。黙秘権を行使し、調書を作らせないことが最も大切なことです。このために、弁護士は頻繁に接見し、勾留理由開示公判を申し立てているのです。
私道封鎖事件、仮処分、本訴訟を経て無事開通へ
数十年、私道として利用し、自家用車の通行も行ってきた道路部分について、ある日、公道に接触する部分を取得したという新所有者が「これからは自動車の通行を認めない」とポールを立ててきた事案。
さまざまな証拠をつきつけ「黙示の自動車通行地役権の合意」を裁判所に認定させ、かつ、新所有者と旧所有者の実質的同一性も立証し、ポールの撤去を認めさせました。
私道をめぐる争いはかなりあります。私道については、きちんと合意をしておくことが、土地の価値を守るためにも極めて重要です。
ホストクラブの“ツケ”として2,150万円を請求された事案
消滅時効の援用や伝票がクラブ側が勝手につくったものにすぎないことが認められ、30万円まで減額に成功。
それでも、ホストクラブが高額なのは客も承知のうえなのだから、ある程度は仕方ないというのが裁判所の考え方なのでくれぐれもご用心を。
ネット上の“炎上”名誉毀損事案
一躍有名になったリベラルの学生グループSEALDsに対して、まっとうな批判をネット上で行った外国人の学者がいた。その学者への誹謗中傷をツイッターで展開した者に対し、公開の謝罪と慰謝料を要求。交渉によってそれらを獲得した事案。